フェアリーソードフィッシュMk.II
第二次大戦前にイギリス海軍航空隊の主力雷撃機として開発されたのがソードフィッシュです。複葉の主翼や鋼管フレームに羽布張りを施した胴体、固定脚など手堅い設計で、大きな搭載能力と優れた運用性を活かして大戦を通して奮戦しました。1943年にはエンジンを出力向上型に換装し、対艦ロケット弾を装備するため下翼下面を金属張りとしたMk.IIが登場。ドイツ海軍のUボートによる通商破壊に対抗する、対潜哨戒任務へと活躍の場を移しました。既存商船を改装した簡易空母であるMACシップや護衛空母に搭載されたソードフィッシュMk.IIは、大戦終了までに20隻近くのUボートを撃沈あるいは撃破するなど、連合軍の勝利に貢献したのです。
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